ランエボ9MRにおける、大容量バッテリー(松下カオス)への換装とその効用。

そんなわけで、一昨日、ランエボのバッテリーを新品に交換しました。自分の車のバッテリー交換作業くらいは自分でやりたいので、人生で4度目のバッテリー交換。別にバッテリーが上がったとか、明らかにヘタったとか、ではないのだけど。新車で買ってそろそろ3年が経つので、バッテリーも駄目になる頃かな、と。これまでの経験上、新品のバッテリーが駄目になるのは、だいたい3年くらいなので。特に今の車は、セキュリティーが重要なので、バッテリーが上がってからでは遅いかな、っと。なぜかいつもバッテリーを交換するのは、決まって夕暮れ時*1なので今回も夕暮れどきでした。別にわざわざそうしたわけじゃないけど、開発中のiPhoneアプリのバグを取っていたらそんな時間に。(ぉぃ

今回用意したのは、パナソニックのカオスシリーズの「55B19L」とバッテリーの寿命が分かる、「ライフ・ウィンク」と呼ばれるオプション。*2ライフ・ウィンクは新型のN-LW/P2の在庫が無かったので、旧型のN-LW/P1になっちゃいましたが、500円値引きしてくれました。合わせて¥12,530(税込)也。いつでもニコニコカード払い。(ぉぃ
ちなみに、純正は「44B20L」で寒冷地仕様は「55B24L」。自分のランエボ寒冷地仕様ではないので、「44B20L」から「55B19L」への換装で、サイズがちょっとダウンして容量アップですな。できれば、寒冷地仕様サイズで「75B24L」を搭載したいところだけど、店頭売りの価格で、値段が倍以上する上に、重量も今より重くなるので断念。*3あと、寒冷地仕様サイズだと、バッテリーを固定するステーのサイズも違うのでその点も注意が必要っぽいです。
では、下記に交換作業の内容を時系列順に写真で追ってみたいと思います。なお、本記事内容を参考に自分で交換される場合は、くれぐれも自己責任でお願いします。本記事が正しい保証はなく、著者はいかなる責任も負えません。
これからバッテリーを交換するよ〜
古い純正バッテリー。
古いバッテリーを外したところ。
新品のバッテリー。開封前。
新品のバッテリー。ハァハァ。
ゆるめるネジとゆるめないネジ。
とりあえずつなげてみた。
ステー追加その1。
ステー追加その2。
貼るとこ間違えた。(汗
完成図。
完成図拡大バージョン。
バッテリー交換時のオドメーター=19,869km。
まあ、こんな感じです。(ぉぃ
もうちょっと補足すると、プラス端子側にヒューズのついたタイプは初めてで、全部ゆるめるのかと思ったけど、結局は図示した箇所をゆるめればOK。工具は10ミリのスパナのみでOKです。
あと、純正よりも若干サイズダウンする関係で、バッテリー台(?)上の隙間が増えてしまったのでした。ネジで締めれば大丈夫かも知れないけど、ぐらついたらイヤなので、適当な金属製のステーを買ってきて、バッテリーに両面テープで貼り付けて固定しました。気持ちの問題かも知れませんが、念の為。(汗
他にハマったのは、最初、ライフ・ウィンクをバッテリーの上面に貼り付けたのですが、あとで説明書を読んでみたら、中の小人が窒息するので、「バッテリーの排気部(液口栓およびラベル)はふさがない」「破裂の原因となります」と書かれていたので、結局、側面に両面テープで張り直し。しかも最初に貼ったのがかなり強力に張り付いていたので、「水蒸気圧コントロールシート(ラベル)」がちょっと破れました。ちなみにこれを剥がすと、保証対象外なのだとか。さっそく剥がれたよ。しくしく。
さて、さっそくインプレッションです。バッテリー交換後に初めてセルモーターを回した直後のエンジン音がいつもと違ったのは、おそらくバッテリーを外したせいで、ECUの学習内容がリセットされたためだと思われます(アイドリング回転数が違う?)。その後、10分あまりアイドリングして、ECUを新しく学習させます。
で、走り出してすぐに気付いたのは、アクセルのツキがこれまでと比べて、明らかに良くなっているという点。これは気のせいレベルではなく、わずかな違いですが、でも確実に違いが体感できる程度に変わっています。具体的には、シフトアップ時に一瞬、アクセルをオフして、一個上のギヤに入れますが、そのときのアクセルオフ時の回転の落ち込みが減ったせいで、スムーズにシフトがつながるようになりました。そのせいで、多少クラッチミートが荒くても、シフトショックが少なくなったように感じます。アクセルオフ時の回転の落ち込みが少ない、というのは、レーシングエンジンを想定した場合、良いことかどうかは分かりませんが、少なくとも自分の体感的にはフィーリングは良くなったし、シフトアップも気持ち良くなりました。これは物理現象としては、わずかな違いですが、フィーリングとしては大きく改善されたように感じました。
以上は、ECUの再学習の結果そうなったのか、新しいバッテリーの性能でそうなったのかは、元のバッテリーに戻してみない限りは分かりません。*4が、元のバッテリーは既に処分してもらっているし、また交換作業をするのは、考えただけで気が遠くなる(ぉぃ、ので、原因追及はここまでとさせてください。(汗
今回のバッテリー交換の目的は、あくまで「経年劣化した(であろう)バッテリーの性能を新品にしてリフレッシュ」・「容量アップ」・「残量の可視化」だったので、これ以外に副産物があるとは思ってもみなかったため、結果としては大満足です。以前乗っていた、EGシビックでも(大容量バッテリーへの)バッテリー交換は何度も経験していますが、走行性能への影響を体感できたのは今回が初めてです。

あと、今回交換した、カオスシリーズの特徴として、カーオーディオの音質が変わる、という効用があるようですが、これは少なくとも、自分の耳では分かりませんでした。日頃聞いてるのが、iPodに入れた、ステレオ各チャンネル独立の192KbpsのMP3なのでソースがあまり良くないせいもあるかも知れません。*5まあ、きっと分からないだろうな、と思っていたので、全然ガッカリ感はありませんけど。ただ、バッテリーを外した時点で、ヘッドユニットのフェーダーとか低音&高音を強調する設定がリセットされたので、そういう意味では確かに音が変わりました。(ぉぃ
以上、結果としては大満足なので、残る問題はカードの引き落としだけです。(汗

*1:参照→http://d.hatena.ne.jp/tmx/20041121/p2

*2:以前、オフクロの車には搭載したことがあります。参照→http://d.hatena.ne.jp/tmx/20061214/1166108329

*3:まあ、バッテリーって結局は消耗品なので、あまりお金をかけるのもどうかと思うし。

*4:あと、元のバッテリーも新品のときは同じ性能を持っていた可能性もある。

*5:しかも全部アニソン。(ぉぃ