かんなぎ(第6話)。
- BSジャパンで見てるので、U局と比べると約一ヶ月遅れ。これだから地方都市は。(涙
- つぐみとナギが買い物に行く話と、美術部のみんなでメイド喫茶に行く話。
- 基本的にストーリーらしいストーリーはない。
- ナギとつぐみのコスプレ姿は可愛かった。でも、コスプレじゃなくて、普通にメイド服姿も見たかった気がするなー
- なんかノリが「げんしけん」っぽいと思った。ナギの設定が神様でなければ、このノリはそのまま「げんしけん」だよねー
- うーん、辛口の批評になってしまうけど、やはりこの手の(?)アニメでメイド喫茶を描くのは難しいと思った。
- 日頃、メイド喫茶に通っている人にとっては、それが日常であって特に、はしゃぐほどのこともないわけだし。
- テンション高い状態で初めてメイド喫茶に行く、パンピー(?)の視点も分からないではないけれども。
- たぶん、もう少しテンション低めで淡々とした日常として描いてくれた方が、グッとリアリティは増すんじゃないかと。そう、「スカイ・クロラ」のように。(ぉぃ
- とにかく、どうしても細かいアラが目立ってしまって集中できない。
- 例えば、これまでに行ったことのある、メイド喫茶で普通にメイドの撮影がOKのとこなんて、見たことがない。通常はオプション料金が必要だったり、ポイント貯めたご褒美だったりするし。料理の撮影も許可制のところが少なくない。
- 携帯のカメラで店内をパシャパシャやってる姿にはものすごい違和感を感じるわけだけれども。それを感じる視聴者はメイド喫茶に日頃行ってる人だけ(つまりは全視聴者の中では少数派)なのかな、とも思う。
- あとは、ナギのコスプレの露出が高過ぎ。あれは現実にはちょっとないなーっと思う。上半身はあり得るけど、下半身がハイレグってのはちょっとないと思う。スカートだったら違和感なくOKだったのに。*1
- もう一点。どうもメイド喫茶をライトなキャバクラとして見ているようなセリフも気になる。もちろん、それはメイド喫茶のある側面としては事実だけれども。明らかに一線はあるので、その一線が見えているかどうかもリアリティの有無に直結するんだな、ってちょっと思った。
- ステレオタイプなヲタクの描写についてはもはや何も言うことはありません。パンピーから見たら実際あんなモンかも知れないし。もう好きにやってください。(苦笑
- 実は「オトナアニメVol.10」の山本寛のインタビューで、ヤマカン曰く「はいはいよくあるメイド喫茶でしょ、みたいな処理をすると痛い目に遭うなと。今のところ、下手は打ってないと思いますが……。」というセリフがあったので、ちょっと期待してたんだけど。
- 下手打ってるやないけー!(笑
- うーん、ヤマカンをもってしても、こんなものかというショックは大きい。やっぱりねー、あーゆー微妙なヲタク文化を違和感なく描写することは無理だから、アニメとかで中途半端に描かない方が良いと思う。
- まあ、やっぱアレだな、メイド喫茶も押井守に描いてもらわないと。魚眼レンズで。(ぉぃ
- でもたぶん、内容的に重要なポイントはそういうディテールじゃなくて、メイド喫茶でのシーンをきっかけにナギと仁の関係が一歩進んで、つぐみが嫉妬するところにこそあると思うのだけど。そこはすごくよく描けてると思った。それだけにメイド喫茶のシーンは惜しいなー
- しかし、仁のためにメイド喫茶を辞めるというシーンのナギは本当に可愛いよね。ワシもあーゆーセリフは言われたいな。ワシなら「辞めるな」って言うけど。(ぉぃ
- あと、モチーフにしたメイド喫茶が「メイリッシュ(Cafe Mai:lish)」なのはよく分かりました。
- メイリッシュはオープン直後に行ったけど、まさかあそこまでの老舗になるとは思わなかったなー、しみじみ。思えば、メイリッシュの営業母体って元々はT-ZONEだったと思うと、微妙に感慨深いかも。