ADVAN NEOVA AD08 vs POTENZA RE-11、脳内ガチンコ対決!?

横浜ゴムADVAN NEOVA AD08を新発売」とか。

横浜ゴム、スポーツタイヤの新製品「ADVAN NEOVA AD08」』とか。

『「ADVAN NEOVA AD08」新発売走りを追求したストリートスポーツタイヤ』とか。


うーん、コンセプトは「競技用タイヤを除いて、一番速く、一番楽しいスポーツタイヤ※1」だそうで。注意書きには、「※1:横浜ゴムのタイヤ商品内における位置付け」だそうで。この注意書きがまるで、速くても楽しくない、RE-11への当て付けのようだ。(ぉぃ
しかし、コンセプトは一見して分かりやすいけど。「速いタイヤ」は万人に分かりやすく、そして客観的な数値で公正に評価可能だけれども。「楽しいタイヤ」とは一体!? あまりに主観の相違が大きい部分で、Aさんには楽しいけど、Bさんには全く楽しくなくてむしろ苦痛、ということが容易にあり得る。まあ、ヨコハマの社員が走って楽しいと思えるタイヤってことかも知れないけど。それってBS社員には「なにこのウ○コタイヤ!?」ってことにもなりかねない。(ぉぃ
あるいは、開発ドライバーの主観が反映されるとすれば、土屋圭市好みのタイヤではなくて、織戸学好みのタイヤなのかも知れないが。


では、「楽しいタイヤ」とは何か? ひいては車を運転する「楽しさ」とは何かという議論をするためには、少なくとも万人に共通な「楽しさ」の定義付けが必要となる。そこでそれを定義付けするために、参照先としてここで別のドキュメントをリンクする。

ここで定義される、「究極の運転の楽しさ」=「ドライビングにおける“究極のFun”」とは「ドライバー自身が車をコントロールする実感を持ち,その結果が速さを生み出すこと」である。なので、ここから導き出される、「楽しいタイヤ」とは、そのままストレートに「ドライバー自身がタイヤをコントロールする実感を持ち,その結果が速さを生み出すこと」このように変換しても良いのではないだろうか。少なくともそれがワシ個人が考える、楽しいタイヤとしてここに定義する。


では、コントロールする実感が持てるタイヤとは具体的にどんなタイヤか?

  • グリップ限界が分かりやすい(突然滑らない)。
  • タイヤからのインフォメーションが分かりやすい。
  • ステアリング操舵のレスポンスが良い。
  • 路面温度、空気圧などに左右されず、常に一定のパフォーマンスを発揮する(スイートスポットが広い)。

ワシが思い付くのはこんなところだろうか。
ここで冒頭に挙げた、BS RE-11をワシが個人的に「楽しくない」と感じるのは、特にインフォメーションの薄さによる。また、調子が良い時とイマイチに感じる時に差があるので、スイートスポットの狭さもネックに感じる。

なお、ワシの個人的なRE-11のインプレッションは上記の記事を参考にしていただきたい。
あくまで個人的な印象を元にした推測になるが、RE-11はスペック上のベストタイムを意識しすぎるあまり、前述のタイヤからのインフォメーションだとか、スイートスポットの広さなどが犠牲になっているのではないか? つまり、特定条件下ではタイムが出るが、それを出せるのはプロドライバーのみ。一般のドライバーにはピーキーで扱いにくいタイヤなのではないか?


そんなわけで、「ADVAN NEOVA AD08」が前述の「コントロールする実感が持てるタイヤ」=「楽しいタイヤ」であるかどうかは、実際に履いてみないと分からないわけだけど。RE-11はその後も、0.1キロ単位でエア圧を変えながら、絶賛セッティング探り中なのだけど。もうセッティングを探るのも、いい加減疲れてきたので、さっさとサーキットで使い潰して、AD08に履き替えたい気分。(ぉぃ


が、これでまたAD08がイマイチだったりしたら目も当てられないよな〜
もしかして、今からAD07の在庫を押さえておくのが正解か?(苦笑