NHK「星新一ショートショート」を見たよ。

BS2での再放送をリアルタイムで見た。今回はスペシャルと題して、新しい話が2話と再放送が7話だったみたい。オムニバス風の構成。
大満足。すごい面白かった。


意外だったのはアニメかと思ってたらTVドラマ風の作品も含まれていたこと。実写も悪くないと思った。
アニメは普通のセルアニメじゃなくて、3Dっぽいのとか。3Dなんだけどトゥーンシェーディングで2Dっぽく見せてるのとか。作品ごとに絵柄や雰囲気が全然違っていて良いと思った。
作品の間に入る仰々しいナレーションがなんかちょっとウソ臭いのがどうかとは思うけど。(苦笑


しかし、「フルボッコボッコちゃん」とか、有名な作品を映像化するのは分かるけど、「生活維持省」を映像化したのは意外だと思った。あの作品は星新一の作品の中でも、強烈に印象に残っている作品なのだけど。20年以上前に原作を読んで、今でも覚えているくらい。当時、すごくインパクトが強くてその後の自分の考え方にもたぶん、かなり影響を与えていると思う。しかし、なんだか映像化されてみると、ずいぶんアッサリしていてなんだか物足りなかった。原作でセリフではなく、文章で説明されていた世界設定が十分に映像化されてないんじゃないかなあ。ちょっと情報不足のようなそんな感じがした。映像的にキレイなのは良いと思ったけど。なんか当時受けた衝撃を全然感じなかったので、肩すかしを食らったような、なんかそんな気分。


思えば、ぜひ「午後の恐竜」を映像化して欲しいと思う。あの作品を今の技術で映像化したら、すごくキレイでカタルシスを覚えるんじゃないかと思う。今の時代背景にもマッチしてると思うし。ただ、尺的に収まらない気はするので、3話分の枠で1話にするとかで映像化されたら良いな、っと思う。


次回の放送は、


NHK総合◇8月1日(金)午後3時45分
「ホンを求めて」「逃走の道」「宣伝の時代」
で、再放送らしい。次回も楽しみ。