ストライクウィッチーズ(第1話)。

  • パンツじゃないから恥ずかしくないもん!キャンペーン」*1が気になってつい見てしまった。
  • 冒頭のシーンでは、パンツにしか見えないモノがいちいちアップになる贅沢なカット割り。
  • なんか相当ぶっ飛んだアニメ。
  • 突っ込みどころが満載過ぎ。
  • とりあえず異様に作画が良い。戦闘シーンも良く動く。3Dとのつながりも違和感がない。
  • イロモノとゆーかネタかと思ったら、かなり真面目に本気で作ってるっぽい。
  • 敵が「蒼穹のファフナー」の敵っぽい。あるいは、同じ理不尽系魔法少女モノ(?)としては、「魔法使いTai!」の敵っぽいっと言った方が適切だろうか?
  • 主人公が父の背中を追って戦闘に導かれていく流れは、「トップをねらえ!」を彷彿とさせる。
  • 女学校(?)の制服が普通にスク水セーラー。ならば、セーラーバニーももっとメジャーになっていいのに。(ぉぃ
  • 軍服さえ、女性用は下はスク水。その徹底ぶりに感心する。
  • しかもネコミミ*2しっぽ付き。
  • もう日本はこの種の駄目文化に関しては、ブッチ切りで超一流だと思う。日本を追える国はもはやどこにもないし、そしてまたどこの国も追いたいとは思わないだろう。
  • そういった意味においては、他のあらゆる分野よりも国際競争力が高い業界だと言えよう。海外に市場がないかも知れないが。(ぉぃ
  • っとゆーか、こういうアニメを作ろうとした場合、作り手側はもちろん、受け手側にも一定のコンセンサスがないと成立しないハズだ。
  • たとえばスク水セーラーを受け入れる土壌が無いとウケないわけであって。作り手側だけでなく受け手側にも相当な駄目人間としての素養が求められるわけだ。(ぉぃ
  • しかし、ひさびさにアニメを見てかなり衝撃を受けた。
  • 確かにコードギアスも衝撃を受けたが、アレは純粋に総合的なクオリティが高かったためであって、吹っ切れ感は「ストライクウィッチーズ」の方がはるかに高い。これほどのショックはハルヒ以来かも知れない。
  • 例えば、コードギアスの場合、「ブリタニア帝国により占領された日本」と「ギアス」いうあり得ない設定を視聴者に受け入れさせる必要がある。
  • しかしながら、他の部分を緻密にリアリティを求めて描くほどにそれらの前提のチープさがかえって気になってしまう瞬間がある。
  • ところが、「ストライクウィッチーズ」のスク水セーラーはツッコミを入れる隙を与える間もなく、当然の既成事実として半ば強引に物語を展開させていくし、1939年の日本という舞台設定も現実とかけ離れ過ぎているせいか、あり得ないハズなのになぜかリアリティを感じてしまう。
  • かつてエヴァが近未来ロボット(?)アニメとして王道をいく緻密でリアルな設定の積み重ねによって、ぶっ飛んだ舞台設定にリアリティを与えたけれども。ストライクウィッチーズスク水セーラーなどといった、ぶっ飛んだリアリティのない設定の積み重ねによって、1939年という時代にワケの分からない敵と戦うという無理のある舞台設定にむしろリアリティを与えてみせているんだと思うと大変興味深い。
  • たとえて言えば、通常は小さなプラスに小さなプラスをどんどん足していって、大きなプラスを作るのだけど。大きなマイナスと大きなマイナスをかけても大きなプラスになるよ、っといったそんな感じだろうか。斬新で、そして新鮮である。
  • もう一度「魔法使いTai!」を例に挙げると。「魔法使いTai!」はワケの分からない敵の襲来という非現実を、現実社会で描いてしまったがために「鉄棒またぎの練習」は魅力的であったけれども、作品世界にリアリティはまるでなかった。
  • ストライクウィッチーズ」は、ワケの分からない敵の襲来という非現実を、1939年という非現実で描き、なおかつスク水セーラーやらネコミミやらを緻密に描き、ちりばめることによって、作品世界がチープになるどころかむしろワケの分からない説得力を持つに至っている。
  • これが意図せずそういう効果を持っているのか、あるいは意図して狙ったモノなのかは分からないけれども。意図したものであれば、正直かなりスゴイ、っと思う。
  • 嗚呼、マクロスFさえ未読が溜まりもういっそまとめて消そうかと思いつつ、コードギアスもリアルタイムでは追えなくなっている状況下で、これ以上チェックするアニメを増やしたくないのだが、来週もまた見てしまいそうだ。
  • 熱く語り過ぎだから。>ワシ
  • http://s-witch.cute.or.jp/
  • ↑公式サイト。

*1:参照→http://s-witch.cute.or.jp/pants/index.html

*2:猫じゃないかも知れないけど。