ジリ貧ソフトバンクの救世主とは?

少し古い記事だけど、

「ジリ貧DoCoMo。果たしてiPhoneを導入できるのか?」とか。


思うに、ジリ貧なのはむしろARPUの低さに悩む、ソフトバンクなのではないか。

なにせ、連結ベースで3兆7101億円の負債は大きいだろう。いったい借り入れ利息が何%なのかは知らないが、おそらく利息の支払いだけでも大変なハズである。

こちらの記事を見ると、現状、ソフトバンクのネットワークに余裕が無いことが良く分かる。
この状況でのiPhone導入となるので、危ない橋を渡っているな、っという印象は拭えない。iPhoneユーザーが増えるのは良いことだが、増えすぎて網がパンクすれば今度はクレームの嵐になる。障害が起きなくても、スループットが十分に出なければ「使えない」「重い」というイメージが付いてしまうだろう。今、設備投資しようにも、二年度先までの予算を先取りして行われた「46,000局達成」のために、すぐには投資が出来ない。
そして、いくら契約者数が順調に増えても、ARPUの減少が増加分を相殺したのでは本末転倒である。


ちなみに、先日書いた記事だが、

自分のこの試算が正しいとすれば、iPhoneは200〜300万台程度は売れないと、低迷するソフトバンクARPUを大きく改善させることにはならない。
トップ同士の交渉により、獲得したといわれるiPhoneの国内初オペレーターという座が、孫社長のツルの一声で実現したものであれば、この辺でぜひ孫社長にはポケットマネーを5,000億円くらい設備投資に突っ込んでいただき、一気にソフトバンクユーザー(iPhoneユーザーを含む)、そしてソフトバンク社内のイメージアップに貢献されてはいかがだろうか?
そう、ソフトバンクの救世主とは、白い犬でもiPhoneでもなく、他ならぬ孫社長自身だとワタシは思うのである。