iPhoneの価格とバッテリ交換問題。

例によって、iPhoneネタ。

iPhoneを購入する際に注意したいポイント7つ。」とか。
アレレ? 7つって書いてあるけど、5つしか載ってない気がするよ〜


その1:意外と高い端末価格。
「実質価格は8GBモデルが6万9120円、16GBモデルが8万640円です。つまり、2年間という縛りを受けることで4万6080円(1920円×24ヶ月)という値引きが適用される」とのこと。
いや、実質価格で見ても、十分安いと思う。安いというと語弊があるかも知れないが、海外のSIMフリースマートフォンと比べれば、高くはない。例えば、「Nokia N95(UK, Black, 8GB)」をexpansysで買うとすると、本日現在の価格は日本円で、\78,395。これに香港からの送料が加算されることを思えば、iPhoneはやっぱり安い。
ちなみに、製造原価については下記の記事に詳しい。
Appleがいくらでソフトバンクに卸してるのかは分からないけど、製造原価がこれだけ安ければ、端末だけでもそれなりに、利益が出るビジネスモデルなのかも。
初代iPhoneでは通信料金をキャリアとシェアするモデルだったが、端末の原価上もそこからの脱却を図ったか。

iPhone 3G」の部品・製造コストは$173ドル(約18,500円)。

iPhone 3Gの製造コストは初代iPhoneを下回るほど低い?


その2:料金プランが自由でない。
その3:2ndケータイとして利用するにはやっぱり高い。
これは指摘の通り。「オーディオプレイヤーを主体として電話機能やメール機能をサブとして使いたいと思っていた僕みたいな人はiPhoneを利用する対象外となってるみたいです」こういう方は、ソフトバンクにとってはおいしくない(ARPUの上昇に貢献しない)から、iPod+他の携帯電話を使ってくれ、っということなんでしょうな。
まあ、キャリア側からすればもっともな話かも。ただし、ワシもそうだが、2回線目の端末として使いたいと思ってる人には、確かに高い。1回線のみ所有して、iPhoneで通話もパケット通信も全て済ませるって人には、魅力的なプランだと思うのだが。
ちなみに、ソフトバンク孫社長)がユーザーのARPUを上げたいと思っている話については、次の記事が詳しい。

iPhoneがモバイルインターネットの世界を牽引する」--ソフトバンク孫社長が熱弁。


2008年3月期第4四半期のARPUを見ると、ライバルのNTTドコモARPUが6050円、auが5990円であるのに対し、ソフトバンクモバイルは4310円だ。ここを一気に引き上げる存在がiPhoneだと孫氏は期待する。

その4:バッテリーの交換のために必要な時間は168時間。
これは1週間だと仮定した場合の話。交換費用はiPodと同じならば、6,800円ぐらいとのこと。実際にサービスが始まっていないので断言は出来ないと思うけど。バッテリ交換時に、代替のiPhoneを貸してくれれば良いと思うが、それは期待できないかな?
まあ、どちらにせよ、ユーザー側で電池交換が出来ない仕様だし、ソフトバンクショップでのバッテリ交換も期待できないだろうから、バッテリ交換がネックになるのは間違いないと思う。
あ。バッテリがヘタって来た場合、6,800円で本体を新品に取り替えてくれるんだったら、問題ないかも。その場合、ユーザーデータや購入したアプリはソフトバンクショップで移動してくれれば良いし。
あるいは、iPod用にサードパーティから、DIYで電池交換できるキットが販売されていたけど、それと同様なものが、iPhoneにも出てくれれば(個人的にはそれで)問題ない。ただし、本体を開封した場合、正規の保証は受けられなくなるだろうけど。