iPhone 3G、一周年に思う。

iPhone 3Gを徹夜で並んで*1買ってから、丸1年が経った。が、特に感慨深いモノはない。(ぉぃ

思うに、M1000一周年のときの方がはるかに感慨深いモノがあったなー
実用性はiPhoneの方がはるかに上だけれども、楽しかったのはやっぱりM1000だ。リリース当時はパケット定額にも対応しておらず、iモード非対応でさんざん敬遠され、一見、何かと不自由の多い端末ではあったけれども。実はスマートフォンとしての自由度は、iPhoneの非ではない。AppStoreのような便利な仕組みはないけれども、作ったアプリはSISファイルにして自由に配れるし。メーカーやキャリアの承認も不要だ。しかも、Javaアプリだけではなく、ネイティブアプリが、である。Symbianもいまは認証付きのアプリしか配れない(というか、インストール出来ない)方向に行ってしまったので、今思えばM1000が採用した、Symbian OS 7.0/UIQ 2.1は奇跡的なほど自由なプラットフォームだったように思える。それを天下のNTTドコモFOMA端末として採用し、コンシューマ向けに販売したのだから、それこそ奇跡である。こんな端末は二度と現れないだろうと思うと、少し寂しい。
さて、iPhoneについて語ると、実はまだiPhone OS 3.0にはバージョンアップしていないのだけれど。2.2.1の段階でも十分に実用的で快適だ。特に地図とGPS好きの自分には、標準搭載のGoogleマップだけでも十分に快適で満足してしまっている。これが徒歩での利用時に実用的なのは言うまでもないけれども、カーナビとしてもそこそこ実用的で実際に日頃、カーナビ代わりにしている。特筆すべきは地図のズームがiPhone独自のUIである、ピンチイン・ピンチアウトで操作できる点で、これを採用しているカーナビは自分が知る限り無い。通常のカーナビでは拡大ボタンと縮小ボタンを操作することになるのだけれど、運転中は手元を見ることが出来ず、停車時にしても小さなボタンに正確に指を合わせるのはおっくうだ。これがiPhoneの場合は、そこそこ大きな画面に指を二本触れて「くぱぁ」とやれば拡大できる(ぉぃ、ので、わざわざ手元を見る必要が無い。
そんなわけで、現状でそこそこ満たされてしまっているので、どうにも開発のモチベーションが上がらない。あとは周りが盛り上がっていると、自分が盛り下がるという、あまのじゃくな性格もあるのだと思う(苦笑)。思えば、iPhone Dev Centerにひさびさにログインしたら、あと3日でエクスパイアすると言ってるけど、イマイチ更新する気になれないのだった。

*1:後に並ばなくても買えたことが判明。(汗