続・普通名詞不要論。
はてなダイアリーについて思うのは、最近はポリシーとかビジョンが希薄だな、という点。
もちろん、利用者に意見を求めるのは素晴らしいことだと思うのだけど、ネット上のコミュニティの運営は、必ずしも民主的であることは求められないんじゃないか、というのが自分の持論。意見を聞いた結果、結局、多数決で物事が決められるのであれば犠牲になるのは少数派だし、その結果に甘んじる立場に立ったときに、運営者の明確なビジョンに基づくポリシーでそうなった、と思うのと、自分は少数派だからそうなった、と思うのでは諦めのつきかたがだいぶ違うように感じる。
いや、無料で使わせてもらっていて*1、文句を言う筋合いはないし、日記を書くためのシステムとしても非常に優れている*2と思うし、キーワードの自動リンクといった独自のアイデアも素晴らしいと思うので、毎日、使わせてもらっているのですが。今後もしもイマイチ感が高まってきたら、どうするかなーっという不安が今の率直な印象。
極論を言えば、イマイチになっちゃってもいいんです。自分と同じ考えの人間なんてそんなにいないと思うし。結果としてイマイチになったら、他のサービスを利用するか、それでもそのまま使うか、自分で違うものを作るか、のどれかしかないと思うから。はてなダイアリーがどういうサービスを目指していて、だからこういうポリシーで運用してるんだ、ってのが見えればそれなりに納得もいくと思うし、諦めもつくと思う。ただもしも中途半端に利用者に迎合した結果、イマイチになった時は、きっとガッカリだなーっと思って。それだけが心配なんです。
文句ばっか言ってすみません。ただ、素晴らしいサービスだけにあえて苦言を呈したいのです。