ランエボ9MR(CT9A)のオートエアコンの仕様(内気循環・外気循環の自動切り替え)について。

以前からずっと気になっていたんだけど、ランエボ9MR(たぶん、CT9Aは全部いっしょだと思うし、ベース車のランサーもいっしょだと思うけど)のオートエアコンは、エアコンONの状態で、「内外気切り換えスイッチ」を「内気循環」で使っているときに、「温度調整ダイヤル」を上げたり下げたりすると、勝手に「外気循環」に切り替わってしまうことがある。温度調整の幅が大きい(ダイヤルをぐるっと回す)ほど、この機能が作動しがち。
そして、個人的な利用スタイルとして、エアコン作動時は「内気循環が正義」と思っている(エアコンONのときに外気循環にすることはまず無い)ので、この機能(仕様)は非常にうっとうしく感じていたのだった。で、キャンセルする方法は無いものかと、三菱自動車公式Webサイトから質問してみた。(笑


回答=仕様です

が、メールでの回答は質問から24時間未満だったし、実際の文面はめちゃくちゃ丁重。仮にも日本を代表するような(たぶん)大手企業の1社の、実際の顧客(質問時に車体番号まで入れてるし)に対する公式回答なんだから、当たり前かも知れないけど。最近、ユーザーサポートにガッカリすることが多かった(苦笑)*1ので、ひさびさにきちんと顧客扱いされた気分。(ぉぃ
なので、回答内容(文面)については大変満足なのだけど、この仕様はちといただけないな〜っと思う。


思えば、エアコンの作りに関しては、BMWがベストだなあ、っと思う。いままで国産も外車も色々乗ってみたけど、「頭寒足熱」が出来るのは、BMWだけだった気がする。「頭寒足熱」とは頭を冷やして足を温めることなんだけど。一般的なカーエアコンではこれが出来ない。が、BMWの場合は、エアコンONで温度設定を少し暖かめにして、ダッシュボード上の吹き出し口のダイヤルを冷房側(青い点々)に回すと、足下は温かく、頭上は冷たく出来るのだった。これの何が良いかと言うと、当たり前だけど足が冷えない。そして、運転中に頭が温まると、ボーッっとしてしまうものだけど、冷風をあてることでこれが防げる。これを同時に実現できるのだった。一般的なカーエアコンでは、冷房か暖房かのどちらかしか選べないので、頭を冷やせば足も冷えるし、足を温めれば頭も温まってしまう。まあ、街乗りとか近所の買い物程度なら、別に「頭寒足熱」にこだわる必要はないのだけど。これが特に高速道路を使った、数時間に及ぶ(特に夜間の)長距離運転になると、俄然違いが出てくる。身体への負担が全然違うので、疲れ方もまるで違う。特に最近、ワシももう歳なので違いがデカい。(ぉぃ
まあ、BMWじゃなくても、冬場ならば暖房を入れて送風を足下のみにして、少し窓を開けて冷たい外気を取り込めば同じことが出来るのだけど。夏場だと無理だし、高速道路や雨の日は窓が開けられないという問題がある。
これ以外にも、BMWにはメーターの照明にディマーが付いていて、長距離運転への配慮が感じられる。思えば、昔オフクロが乗っていた、VWにもメーターの照明にディマーが付いていたので、ドイツ車はアウトバーン対応が重要なんだなと感じる。そういったドライバーの肉体的な負担を減らす、ちょっとした配慮にメーカーとしての魅力を感じる。


っとゆ〜わけで、コスト的な問題も大きいとは思うけど、国産車もエアコンはぜひ「頭寒足熱」対応にしていただきたいのだった。*2

*1:参照→http://d.hatena.ne.jp/tmx/searchdiary?word=%2A%5B%A5%B5%A5%DD%A1%BC%A5%C8%5D

*2:あと、メーター照明のディマーもね。