ランエボXがマイナーチェンジ。

PC Watchは毎日欠かさずチェックしてるけど、Car Watchなるものが今月から開始しているとは、id:yamagw氏の日記で知った。で、Car Watchを初めて見て、最初に目に飛び込んできた記事がコレ。
プレスリリースからそのまま丁寧に起こした記事、といったところだろうか。ニュースリリースにリンクを張っているのが、Impressらしい。

ちなみにcarviewでの扱いはこんな感じ。


高回転域の出力アップにより最高出力が280psから300psにアップした
具体的な出力値に触れてあるのが、車系ニュースサイトらしい。
carviewは最近、サイトをリニューアルして、ただでさえ見にくかったのが、よりいっそう見にくくなったと感じていたので、今後はCar Watchを贔屓にしよう。(ぉぃ


さて、GSRの場合、


オプションだったキーレスオペレーションシステム、オートライトコントロール
雨滴感応オートワイパー、6スピーカー、寒冷地仕様(リヤヒーターダクト、
ヒーテッドドアミラー、強化バッテリーなど)を標準装備とした。
これがあるので、単純に前モデルと価格を比較しにくいが、前モデルのカタログを引っ張り出してきて、無理矢理比較してみる。まず、前モデルの各オプション価格は次の通り。

  • キーレスオペレーションシステム、オートライトコントロール、雨滴感応オートワイパー=31,500円
  • スタンダード4スピーカー*1=27,930円
  • 寒冷地仕様=12,600円

これを合計すると、72,030円になる。ただし、今回発表された新型のエボXは、6スピーカーなのでこれでは、スピーカーが2個足りず、全く同じ仕様とは言えないが、まあ、ほぼ同等の仕様という事でご勘弁を。
これに前モデルのGSR(5MT)の3,495,450円を加えると、3,567,480円となる。


この価格と新型エボXのGSR(5MT)の価格(3,738,000円)の差を取れば、170,520円となる。この値段が、ほぼ今回改良された、エンジンの20psアップ分に相当する、と言っても良いのではないだろうか。*2ちなみに、トルクは前モデルから43.0kgmのまま変化はない。
ちなみに、RSの場合は、もっと単純に比較がしやすくて、新型は旧型の152,250円高である。
GSR(TC-SST)の場合は、もう疲れたので省略。(ぉぃ


さて、今回のマイナーチェンジでは、おおよそ15〜17万円の値上げになるのだが、このクラスのターボエンジンでたかだか20馬力のエンジン出力アップのために製造原価が大幅にアップするとは思えない。そもそも、自分の乗っている、エボ9MRはカタログ値は280馬力だが、実測は辛口のシャシダイ計測でも297馬力であった。4B11の出力が最初からそんなに出ていたとは思えないが、ECUのパラメータチューンとその他諸々の細かいブラッシュアップで、十分に20馬力程度の向上は狙えるだろう。
つまり、自分が何を言いたいかと言うと、今回の値上げはおそらく、昨今の金属などの原材料価格高騰を受けた値上げというのが実情だろう。その意味では、むしろ車両価格の5%程度の値上げで済んでいるので、ラッキーだった(三菱が良く頑張っている)と思った方が良いかも知れない。個人的には、RSが300万円を超えるのはさすがに高いな、という印象だが。


さらに、冗談みたいに高いのが、GSR-Premium(TC-SST)の505万円。いくらなんでも高過ぎやしないか。ランエボはこれまで(特にCT系)、GSRさえ買えば、ブレンボもレカロもモモステもビル足も標準装備でお買い得感が高いのが良い点だったと思うのだが、これでは全然お買い得感が感じられない。車両単価を上げたいメーカーの事情も、確かに装備が超充実しているのも分かるけど、さすがに500万を超えるのはどうかと思う。これまではコストパフォーマンスの高さもランエボの特徴だったと思うのに。ちなみに、BMWの3シリーズだと323iが4,870,000円で、エボXの最上位モデルは、これよりも20万円近く高いことになる。ちょっとこのモデルが売れるとは思えないのだが。もしかして、これがうっかり一番売れたりするのが格差社会の特徴だったりするのだろうか? (苦笑


あ〜、9MRを買っておいて良かった。(ぉぃ

*1:6スピーカーのオプション設定が無い。

*2:細かく言えば、これに加えてさらにスピーカー2個分。(ぉぃ