iPhone SDKの萎える制約。

せっかくテンションが上がってきてたのに、萎える情報。


またSDK本体を入手しただけではiPhone上で動作するアプリケーション構築は行えない。
それを行うには更にiPhone Developer Programへの登録が必要で、その際には最低99ドルの
料金をAppleに支払うことになる。
ああ、これはiPhone Dev Centerのサイトに書いてあったから、薄々気付いてはいたので驚くには値しない。フリーウェア配るのも、タダじゃないのね〜、っとは思うが。問題はこの後の、

そして現状ではすべての応募者が登録される訳ではなく、18歳以上の米国在住者のみが
応募可能な上に、Appleは特定の応募者のみを選別しているのだ。
これはちょっとひどい気がする。日本在住者にも開発させてくれー
っで、本当にそうなの? っと思って、試しにiPhone Dev Centerで、iPhone Developer Programに申し込んでみた。すると、ログインした後の質問項目は、「個人か企業か?」だけで個人を選ぶと、「Standard Program $99」を自動的に選ばされて、終わり。最後のページには、

Thank you for submitting your information.

While we process your information, please visit the iPhone Dev Center to download the iPhone SDK
and access a wealth of technical resources. Please note, the iPhone Developer Program will
initially be available to a limited number of developers and will expand in the coming months.

Next Steps
You will receive notification of your enrollment status. Enrollment ID: XXXXXXXXXX

っと出ただけ。この後、住所入力やら、$99の決済画面に移行すると思っていたので拍子抜け。今のところ、この件に関するメールも届いてはいない。まあ、Apple側もまだ準備が整っていないんでしょうな。っと言うわけで、先の記事にあった、「18歳以上の米国在住者のみ」については確認は出来なかった。ので、これが正しいとも間違っているとも言えないし、この記事が書かれてから、既に2ヶ月半が経過しているので、その間に状況が変わっているのかも知れない。自分が危惧しているのは、一通り開発環境を整えたところで、「日本人オコトワリネ」っと言われること。iPhone 3Gは世界中で販売されるのだから、それはないと思うけど、正直ちょっと心配。
あと、心配はもう一件。


ただ…規約によると、以下のようなアプリを作ることはできないので、ご注意ください。
- リアルタイム道路案内
- 車、飛行機、その他機械装置の自動制御システム
- 郵便物や海洋フリート管理
- 非常事態や人命救助用途
「非常事態や人命救助用途」がダメなのは何となく理解できるが、「リアルタイム道路案内」がダメってのは一体!? NAVITIMEiPhone版は出ないってコトなんでしょうか。それとも大人の事情で、オフィシャル版が提供されるから、てめーらは勝手に作るんじゃねー!! ってことなんでしょうか。
うーん、SDKはタダでも、実機での開発を行うには少なくとも$99が必要な上に、ちょっと制約が厳しすぎる気がします。*1

*1:こういう制約を見てしまうと、やっぱ、M1000は色々と自由で良かったなーっと思う。