テレビ番組タメ録りは「CMの死」を招く――米調査会社

日本とはまた事情が違うとは思うけど。個人的には、そんなに影響はないんじゃないかと思う。理由は次の通り。

  • ビデオデッキの録画予約をしない(できない)人が少なくない。(米国の調査で○%の台数のビデオデッキの、日付が12:00で点滅したまま(=カレンダー時計の設定さえしてない)という調査報告を昔読んだことがあるけど、○%がかなり高い割合だった記憶があるなあ。
  • HDビデオほど簡単ではないにしても、ビデオテープでも早送りは出来るし、特に日本国内では、ステレオ/モノラル放送の切り替えの感知による、CMカット機能がずいぶん前から一般化しているが、それらが大きな影響を与えた、という認識が一般化してないように思えるため。
  • 某大手視聴率調査会社で取得している視聴率は、(あくまで)現状、リアルタイム視聴重視で録画は補足的な情報、と捕らえられているらしい、ので、まずこの点が覆されるほど、録画ベースの視聴が増えなければ、マーケティング的な影響はないと思われるため。(しかし、HD録画が増えると、VHSの録画ヘッド周りから信号を取得する方式は使えないなあ。どうするんだろう...、まさかHDヘッドから信号を引っ張るわけにもいかないだろうし。
  • いちいち録画してから見るのが面倒クサいため。(まあ、だからこく〜んが欲しいんですけど。みんながみんなアレを買うとは思えないしなー。

まあ、個人的にはむしろ

「広告収入を前提としたビジネスモデルの見直しを迫られる」
といった事態になってくれたほうが、既得権益が崩れて面白そうな気もするけど...